第四章 語り継がれる預言と、決意の旅路 (episode14〜20)
クッキーの案内で、シラタマたちは預言書を求めて、彼の故郷アンコロ村を目指す。
深い森を抜け、渓谷を進んだ先で現れたのは、ニャンダルシア王国を追放された科学者・ヨーカン博士。
新兵器「メカヨーカン」で襲いかかる博士との激しい戦いが始まる。
なんとか勝利した一行は、ついにアンコロ村へと辿り着く。
だが、村はニャントムの手によって焼き払われ、無残な姿となっていた。
預言書も失われ、希望が絶たれたかに見えたそのとき――
クッキーの母・アンコが、静かに口を開く。
「ニャンダルシアを再び黒雲が覆うとき、ニャントムは再び現れるだろう。」
アンコは、預言書を語り継いできた“村の守り人”だった。
彼女が語るのは、500年前に起きた悲劇、封印された「魔法の猫鈴」、
そして行く先として示された、“水の都”の存在。
明確な場所はわからない。
だが、仲間たちは次なる地へと向かう決意を固める。
再び渓谷を進む一行の前に現れたのは、
シロミ(メレンゲ姫)の医師兼教育係であり、彼女を溺愛する“残念なイケニャン”・シュトーレン。
姫を連れ戻そうとするも、シロミの強い意志に折れ、旅に同行することを選ぶ。
村を失いながらも歩みを止めないクッキーは、
父を探す旅から、ニャントムを倒す決意の旅へ――。
それぞれの想いを胸に、仲間たちは“水の都”を目指して歩き出す。



